戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)

戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)は、中小ものづくり高度化法の認定を取得した研究計画で、特に中小企業・小規模事業者が大学、公設試等の研究機関等と連携して行う、製品化につながる可能性の高い研究・開発及び販路開拓への取組を一貫して支援いたします。

(関東経済産業局HPより抜粋)

三水コンサルタントは平成22年度から平成24年度に、経済産業省関東経済産業局より戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)の認定を受け、汚泥発生量を削減する廃水処理技術開発を行いました。

この研究開発は学校法人片柳学園東京工科大学との共同研究によるものです。

研究開発の概要および成果

~汚泥発生量を削減する廃水処理技術~

この廃水処理技術は、有機廃水の流路の中に多孔状の固定床を設置した領域と、空気と廃水との接触を向上させるための充填材を設置した領域とを交互に配置したもので、ここに空気を送入しながら廃水を流すことで、有機物の分解と生成した汚泥の減量とを同時に可能とするシステムです。

システムの要求条件としては、処理水の水質が下水道排出基準を満たし、かつ、余剰汚泥の排出を極限まで減少することとし、この条件下で最も経済的なシステム構築の条件を明らかにすることを研究開発の目的としました。 研究の結果、高いBOD削減率を達成しながら、余剰汚泥をほとんど排出しない有機廃水処理システムを確立しました。