株式会社 三水コンサルタント

Q&A よくある質問

水コンサルタントはどのような仕事ですか。
上水道や下水道等に関する事業経営・運営並びに施設の計画、設計、施工監理や維持管理等かかわる仕事で、次のような誇りと喜びを感じることができる仕事です。
・市民の安全・安心・利便性向上、経済の発展等に貢献する仕事であり、個人のプレゼンスを示すと共に実績として残すことが可能。
・クライアントである行政の抱える事業経営・運営や技術上の悩みを整理すると共に、解決に向けた提案を行うことで、共に喜びを感じる。
・海外において異文化・異業種の中で、上下水道整備に主体的に、川上のフェーズで参画できる。
・上下水道施設の必要性、規模等を決定する調査、計画の段階から携われる。
・転勤などの人事異動が少なく、一つのプロジェクトに最初から最後まで携わることが可能。
・経験と実績を積み重ねることでエンジニアとして、60歳以上になっても活躍でき高収入が得られる。
水コンサルタントの仕事の楽しさ、やりがいとはどういうものですか。
水コンサルタントの仕事は、上下水道事業の川上部分に関与する知的労働ということができます。事業運営及び事業経営の課題解決により持続可能な上下水道事業運営等の改善や改革に立ち会えることで、自分の働きかけがクライアント(事業)の変革の支援につながっていることを実感でき、自分が感じる最大の価値として大きなやりがい、楽しみを感じることができる仕事です。
水コンサルタントとゼネコン・メーカーとの違いを教えてください。
水コンサルタントは、上下水道の事業体である地方自治体等の「やりたいこと」を、計画段階から施設が供用されるまでの一連の段階で、持てる技術力・知識によって具現化する仕事です。水に関する事業のほぼすべてに関わり、他の業種に比べてその関与度合いが一番高い仕事であるといえます。
三水コンサルタントとはどういう会社ですか。また、会社の強み、特色はどういったものですか。
1974年(昭和49年)の設立以来、ほぼ半世紀に亘って「水」に関する事業一筋に取り組んできた会社です。社名の「三水」は、上水道、下水道、工業用水道の三つの水に由来しています。中でも上下水道事業は得意分野であり、社員各自の豊富な知識と経験で全国の自治体や公営企業等から高い信頼を得ています。
当社は水コンサルタントとしては中堅の会社ですが、調査・計画から施工監理まで幅広く手掛けており、エンジニアを大事にする会社です。
<参考>2023年日経コンストラクションの建設コンサルタント部門売上高ランキングによると、下水道部門7位、上水道部門8位にランクされています。
会社の組織構成を知りたい。
会社組織図をご参照ください。
技術系各部門の業務内容は?
①西日本事業部・中部事業部・西部事業部・東日本事業部・東北事業部
・上下水道、河川、農業集落排水に関する調査、計画、設計
・上下水道管路施設の設計、防災減災対策
・し尿処理施設に関する調査、設計
・測量、地質に関する調査業務
・上下水道における事業運営に関するサポート業務
・財務会計処理、企業会計移行、官民連携サービス
②西日本施設事業部・東日本施設事業部
・浄水場、下水処理場及びポンプ場、廃棄物処理場等の施設案件に関する調査、設計、施工監理、防災減災対策
・施設整備や再構築に関するPPP/PFI等の官民連携業務
③海外室
急速な経済発展による都市化・工業化により河川や地下水の水質汚濁が深刻な状況となり、安全安心な水源確保が困難になっている地域の公共インフラ整備に貢献すべく、2017年に部門として新たに設置
国内の上下水道整備における豊富な経験、先進的な技術・ノウハウ等を活用し、開発援助事業を中心に調査から施工監理までのトータルなサービスを提供し、開発途上国発展の一躍を担う
④ソリューションセンター
大都市圏で発注されている上水道・下水道の老朽管の更新設計や、アセット・ストックマネジメントに関する情報データベースである台帳システム運用といった業務を集中的に受け持つ部門として、2021年に設置
海外事業はどのような業務ですか。
こちらをご参照ください。
募集している職種はそれぞれどんな仕事をするのですか。また、求められる能力等は何ですか。
水コンサルタントの仕事は多岐にわたります。土木・建築・機械・電気などの様々な職種の専門技術者家がチームプレイで取り組みます。現在募集している特に中心となる技術職4種と営業職については以下のとおりです。
【土木設計職】
■担当する業務:上下水道事業の全体計画から詳細設計まで
・計画業務…自治体の財政状況や人口の推移などから将来像を想定し、水道使用量や汚水量を予測することで最適な上下水道の計画を策定する業務です。地震や豪雨に対する災害対策を織り込んだ総合的提案もおこないます。
・設計業務…策定された計画に基づき浄水場、下水処理場等の施設の設計や水道管、下水道管路の設計を行います。
■求められる能力・必要な資格等
施設の設計では土木・建築・機械・電気の各職種が協業することでプロジェクトが進行するため、コミュニケーションが大切です。実務面での論理的な思考や報告書作成能力も求められます。その点を伸ばすことで将来のスキルアップとなります。技術士、RCCMといったトップクラスの資格取得も必須です。
なお、これらの能力は、社内研修やOJTにより培っていきます。
■魅力、やりがい
上下水道事業という分野において中心となる職種です。プロジェクトの中心で各部門のとりまとめや全体の工程管理に自己の能力を最大限発揮でき、やりがいと大きな達成感を得ることができる職種です。

【建築職】
■担当する業務:浄水場、下水処理場等に付帯する建築物等の設計
上下水道の施設にある建築物で、維持管理性の優れたものであるとともに、災害に配慮した構造とすることや工事や材料にかかるコストの積算など、建築設計のすべてのプロセスに関与する職種です。民間の建築物と違い、目立つことよりも地域に馴染む外観や重要な生活インフラの一部として災害への対策が重視されるなど、安心・安全重視の対策が求められます。
■求められる能力・必要な資格等
業務においては、他職種と連携してプロジェクトに取り組みます。そのため、建築のみならず、土木、機械、電気の基礎知識を身に着けることが将来のスキルアップにつながります。資格は一級建築士取得を目指しましょう。
なお、これらの能力は、社内研修やOJTにより培っていきます。
■魅力、やりがい
手がける建築物がその地域でどんな意味や役割を持つのかということまで考えて設計することが建築士には求められますが、自分の手掛けた建物が長い間地域の役に立つことは、社会に貢献していることの表れでもあり、仕事の達成感ややりがいを感じることにもなるのです。

【機械職】
■担当する業務:上下水道施設における機械設備の検討、選定、配置の計画等
上下水道施設では水を処理するため様々な機械が設置されていますが、コンサルは、それら機械に求められる性能や仕様並びに機種選定を検討(設計)します。施設の規模や目的によって導入や維持管理のコスト、能力といった諸条件を検討し最適となる機械を選定しなければなりません。機械設備は、土木・建築施設に比べ耐用年数が短いことから、機器の改築・更新の設計が増加しています。単純に機械を入れ替えればよいといった考えだけでなく、俯瞰的な設計検討が求められます。
■求められる能力・必要な資格等
水処理工程の全体を学ぶ姿勢が重要な職種です。新しい機械の選定は処理能力だけでなく、省エネ、運用コストといった観点も必要です。水コンサルタントエンジニアとしての幅広い知見があるかを試される職種でもあるのです。
なお、これらの能力は、社内研修やOJTにより培っていきます。
■魅力、やりがい
機械工学を学んだ方はメーカーを志望することが多いと思います。水コンサルタントがメーカーと異なる点は、直接社会に影響のある生活密着インフラに関し、計画・設計・施工・維持管理といったライフサイクル全般に携わることができることです。その成果が長期間にわたり様々な場面で人々の役に立っていることを実感できること。それが魅力であり、仕事のやりがいにつながっていきます。

【電気職】
■担当する業務:上下水道施設の電気供給に関わる電気設備システムの設計
いまや電気を使わずに稼働する施設はないといっても過言ではありません。上下水道施設においても、施設の電力供給や運用状況の監視、自動化、省力化といった電気に関するすべての要素を検討します。供給を停止することがあってはならない電気、その設計を手掛ける職種です。
■求められる能力・必要な資格等
高圧系電気設備や回路、いわゆる強電に関する知識、技術を活かすことができます。また、専門家としてクライアントやメーカーの担当者との協議に臨む必要があるため、コミュニケーション力も大切重要です。
資格は電気主任技術者(1種~3種)など。
なお、これらの能力は、社内研修やOJTにより培っていきます。
■魅力、やりがい
上下水道という生活に密着した重要インフラ事業の川上部分で、事業主体である自治体の要求水準と電気工事業者が苦労しない施工を自分の裁量で設計することができ、大きなやりがいと達成感を得ることができる職種です。

【営業職】
■担当する業務:自治体の上下水道事業に関するニーズの汲み上げ、情報収集、入札、業務提案等
上下水道の事業主体である自治体のニーズを掘り起こし、技術部門と連携して提案、見積、入札、契約、成果品納品からアフターフォローまでを担当します。自治体の仕事は年度の予算が大きく関係するので年単位での見通しをもってプロジェクトを見ていくことも重要です。
■求められる能力・必要な資格等
クライアントのニーズをよく理解し、プロジェクト全体を細部までイメージできる能力が求められます。常に顧客の立場で考えることが重要です。
なお、これらの能力は、社内研修やOJTにより培っていきます。
■魅力、やりがい
水コンサルタントの営業は、一般的に営業という言葉から連想されるような物品の販売業務ではなく、上下水道事業に関するクライアントの問題を解決することを一番の目的として営業活動を行います。クライアントの根本的な問題解決に携わり、公平かつ公正な視点から深めた知見を自らのスキルとして問題を解決しお客様の信頼を得る。公共サービスである上下水道事業において、お客様である自治体の信頼を得るということは受益者である市民の信頼を得ることでもあるのです。それが水コンサルタント営業の魅力であり、やりがいです。
一番忙しい時期はいつですか
自治体からの仕事がほとんどなので、多くの業務が年度単位の仕事になります。そのため、年度末となる1月から3月に業務が集中する傾向にあります。
残業時間は何時間ぐらいですか?
担当業務にもよりますが、平均15時間程度です。
みなし労働時間制・固定残業代制度ですか?
みなし労働時間制・固定残業代制度ではありません。
サービス残業はありますか?
ありません。時間外に勤務したときは、手当の対象になります。
働き方改革についてはどのような取り組みをしていますか
現在、当社ではワークライフバランス向上に向けて以下のような取り組みを実施しています。
・毎週水曜日をノー残業デーに設定
・毎月の時間外勤務状況を「見える化」により可視化し、特定の個人に負担がかからないよう部門全体で対応
・有給休暇の計画的取得
・育児休業・介護休業等を取りやすい環境の整備
・事務所内禁煙(分煙設備あり、指定場所での喫煙は可能)
・時報による就業期間の明確化
・時差出勤 など
ノー残業デーに残業しなければならなくなった場合はどうなりますか?
上司に申請することで残業は可能です。その場合、当然ですが時間外手当の対象になります。
年間休日は何日ありますか?
完全週休2日制(土日祝日)及び夏期(3日)、年末年始(6日)、創立記念日の合計125日と有給休暇(入社後3か月経過時10日、毎年4月1日に11日付与で最大2ヶ年分40日)です。その他慶弔等による特別休暇、産前産後休暇の取得も可能です。
有給休暇の取得率はどれぐらいですか?
平均取得日数は11.0日、消化率は67.2%です。
賞与はありますか?
6月、12月の年2回支給で、直前1年の支給実績は7か月分です。
昇給昇格はどれぐらいですか?
年1回(平均約2,000円)です。
必要な資格、持っていると有利な資格は何ですか?
主な資格として技術士、一級建築士、電気主任技術者一種等です。技術士は毎月35,000円(総合技術監理部門または複数部門取得で40,000円)の資格手当及び一時金として取得報奨金を支給しています。(報奨金の一例:技術士合格30万円、技術士総合技術監理部門合格50万円、保有部門以外の部門に合格20万円等)
これは水コンサルタント業界随一の資格手当です。
資格取得に対しての支援体制はありますか?
社内講習会や試験直前対策、模擬試験等の支援を行っています。

<参考>(株)鹿島出版会発刊「2019年度技術士試験 上下水道部門 傾向と対策」に模範解答を執筆いたしました。
詳細はこちらをご覧ください。
労働組合はありますか?
社員に関係する重要事項は、合同委員会に諮っています。労働組合はありませんが、合同委員会には社員代表が参画しており、労使関係、会社内の風通しは良好です。
社員の年齢構成は?
当社の社員219人の内訳は以下のとおりです。
20代   32名(男性29名、女性3名)
30代   23名(男性16名、女性7名)
40代   29名(男性17名、女性12名)
50代   62名(男性42名、女性20名)
60代   28名(男性24名、女性4名)
平均年齢 46.0歳(男性45.5歳、女性47.4歳)
<ご参考>
65歳の定年年齢以上の職員も多く活躍しており、長く働くことのできる会社です。
66歳以上 45名(男性44名、女性1名)
(2023年7月1日現在)
女性職員の割合は?
現在47人の女性職員が在籍しており、そのうち37人が技術部門で活躍しています。女性技術者が活躍できる職場です。
会社の仕事と女性のライフイベントは両立できますか?
男女の区別なくワークライフバランスは重要であると考えており、制度・環境を整えています。ぜひ当社で仕事と家庭の両立を実践してください。
産休・育休の制度はありますか?
産休・育休の制度を整備しており、利用実績もあります。
社員のうち技術系職員は何名?
技術系職員は177名ですが、一例として技術士の在籍者は63名、一級建築士が10名在籍しています。
離職率はどれぐらいですか。
過去3年の新規学卒者の離職者は3名です。
OB・OG訪問や会社見学をしたいのですが、どうすればよいですか。
OB・OGの紹介については随時対応いたします。学校名等を伝えていただければ、在籍状況を確認し日程調整を行います。また、お知り合いの方や就職課、キャリアセンター等のOB名簿等で調べられた情報を元に、当社社員に直接連絡を取っていただいても結構です。
会社見学につきましても柔軟に対応いたしますので、ご希望の日時をお伝えください。
なお、社員の業務上の都合により、必ずしもご希望に添えない場合もあるかもしれませんが、その際は調整させていただきます。
コンサルタントエンジニアになるのに重要な「力」は何ですか?
①現状把握力と提案力
クライアントの現状を丁寧なコミュニケーションと客観的データをもとに把握・分析し物事の本質としてとらえる力(現状把握力)及びそれを理解した上で実現可能な解決策にまで導く力(提案力)
②好奇心と素直さによる進化力
相手を理解しようとする好奇心と、先入観を持たずに事実を見つめる目を養い自身を進化させる力
③論理的思考によるコミュニケーション力
クライアント並びに社内の人間関係を構築し信頼を得るコミュニケーション力
④技術者としての感性力
土木・建築・機械・電気の各分野において、常に努力と研鑽を怠らず豊かな人間性をもって「感じる能力」を高めていこうとする力
⑤プレゼンテーション力
クライアントに業務内容の提案を行う際のプレゼンテーション力
これらの能力は、社内研修やOJTにより培っていきます。
選考において重視する点は何ですか
当社ではコンサルティング業務に欠かせないものとしてコミュニケーション力を重要視しています。そのため、選考過程においても面接を重視し、人物本位の採用を実施しています。